北欧デンマーク観光旅行⑮
~コペンハーゲンから羽田へ~
~カストラップ空港とSAS PLUSの機内食をエンジョイ編~
SASの日本直行便は昼12時45分発です。チェックインカウンターが離陸3時間前からOpenするので免税手続きを加味しても朝9時にカストラップ空港へ到着すれば十分です。8時半に71ニューハウンホテルをチェックアウトし、Uberを呼ぼうかと思ったらホテルの前にタクシーがとまっていたので、タクシーで空港へ向かいました。ちなみにUberの方が多少安いです。インド系の運転手さんに「何処から来たの?」とか「デンマークって物価が高いだろう?」とか聞かれているうちにあっという間にカストラップ空港へ到着しました。空港へ向かう途中、集合住宅なのかオフィスビルなのか、高さはないですが、大型の建物がたくさん建築中で、デンマーク経済が好調である印象を受けました。

SASカウンターはターミナル3にあるのですがタクシードロップはターミナル2でした。いづれにしてもターミナル2と3は近いのであまり問題にはなりません。そしてターミナル2と3の間に免税手続きカウンター(グローバルブルー)もありますので、免税対象のお買い物をされた方には丁度いいです。私と主人もコペンハーゲンinエルパトで思わぬ散財をしましたので、払い戻し手続きをしました。ちなみにデンマークのVAT(付加価値税)の標準税率は25%で最低購入金額は300.01Krです。流れとしては①税関事務所でグローバルブルーの免税書類に税関スタンプ(輸出証明書)を押してもらう。尚、税関事務所はグローバルブルーカウンターよりもターミナル3寄りにあります。②グローバルブルーカウンターで承認を受けた免税書類、パスポート、購入品レシートを渡す。購入品は確認されませんでしたが、場合によっては見せないといけません。③サインをして返金完了。私はカード返金を指定しました。尚、返金手続きには2か月以上かかることもあるようなので、エルメスのバック購入により多額のリターンが約束された我々は、いつ返金されるのかそわそわしました。もし3か月以上経っても返金がなければ、グローバルブルーに問い合わせる必要があります。念のため、ご存じかと思いますが、税関の承認はヨーロッパを離れる最終目的地で取得します。デンマークの後にフィンランドのムーミンワールドへ行く方なんかは、今ではありません。

免税手続きカウンター
重大任務を終えて心が軽くなった私と主人はウキウキとチェックインカウンターへ向かいました。SAS PLUS(プレミアムエコノミー)カウンターでトランクを1つ預けたら、荷物が33kgで3㎏オーバーと言われました。きっとアンティークショップで購入した大量の陶器と我がソウルドリンクのファクセコンディ6缶のせいでしょう。二人でトランク1つなので、単純に60Kgまではいけると思っていた私たちがアホでした。確かに、運搬する方の腰を考えると、トランクは30㎏程度に制限するのが妥当です。そんな訳でチェックインカウンターの横で私と主人はせかせか機内持ち込み用キャリーに3㎏分の荷物を入れ替えました。空港でよく見る光景ですが、自身がその光景を作り出す側になってしまい、非常に恥ずかしかったです。

その後の手荷物チェックはスムーズに終え、お楽しみのSASラウンジへ向かいました。ラウンジは1階と2階に分かれており、2階はビジネスクラス以上の乗客専用でした。エントランスでご高齢のグランドホステスに搭乗券を見せ、ついに入場です。ラウンジは思いの外広くて驚きました。そしてホテルで頂いた朝食より多少劣る程度のデンマーク式朝ごはんがあり、それ以外にも日本でお馴染みの激安デンマーククッキー、ノンアルコール瓶ビール、ビールサーバー、ワインサーバーなどもあって、非常に充実していました。残念ながらホテルで朝食を食べたので、激安デンマーククッキーをつまむ程度しか楽しめませんでした。

カールスバーグ ビールサーバー
その後、小銭を使い切るべく免税店をうろうろしました。そしていつも買っちゃうお菓子「TOBLERONE(金塊チョコ)」と、いつか買おうと思いながら30年以上手を出さなかったお菓子「SKILDPADDE(亀チョコ)」をついに買いました。これに関しては北欧デンマーク旅行記⑯に詳細を記載しております。
出国審査は免税店の外にあります。ですのでパスポートコントロールの混雑具合を考慮して、ラウンジやお買い物の時間配分をしなくてはなりません。審査官からは「どこ行くの?」とだけを聞かれ「HANEDA」の「ED」辺りで「行きなさい」と出口へ促されました。アメリカもそうですが出国に関しては非常にあっさりとしています。
搭乗ゲートに向かうとパーテーションがあり、待合室の入口で搭乗券とパスポートを見せて中へ入りました。しかし中が狭いため、ボーディングタイムまで立って待たなければなりませんでした。機内の座席についてからは恒例の遅延があり、30分遅れての離陸でした。

マグロのタルタルとデザートのラズベリームース
最初のお食事はベジタブルラザニアでした。ひき肉が苦手な私にはありがたかったです。それ以外にはマグロのタルタルとデザートのラズベリームースがあったのですが、驚くべきは2者のビジュアル的近似値です。どっちもデザートかと思ったら、一つはマグロだったので「うわー!」ってなりました。主人も「似すぎじゃない?プロデューサーのセンスを疑う。」と言っていました。ですがマグロは臭みがなく美味しかったですし、ムースもあっまいですがザ・デンマークスイーツといった感じで悪くなかったです。ANAやJALの食事が「有名二つ星フレンチシェフ●●さん監修の、、」とか「日本橋の老舗●●の総料理長監修の、、」とか煽るわりに大して美味しくないので、こんな感じで美味しいあたりに好感がもてました。また温かいパンとデンマークのバター「LURPAK」が美味しいこと。毎回LURPAKには感動させられます。そういえばこの前、日本のパン屋さん「アンデルセン」でLURPAKが数量限定で売られていました。お値段がデンマークの倍以上だったので購入しませんでしたが、やはり買っておけば良かったです。

お夜食はシーザーサラダサンドでした。かなり味が濃いのですが、ネギ類は入っておらず、私好みでした。着陸1時間半前にいただいた朝食は温かなふわふわオムレツが美味しくて、チーズ、ハムも本格的でした。そして温かいパンとバターがまたまた美味しかったです。ちなみにパンはお代わりが可能です。SAS PLUSのお食事は豪華すぎず、気張りすぎず、私としては高評価でした。ラウンジも良かったし、またSASに乗ることがあればSAS PLUSがいいなあと思いました。
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