北欧デンマーク旅行⑧
~番外編 エルメスでお買い物をしてしまった編(エルパト?)~
エルメスはいつからこんなになってしまったのでしょう。私が大学生の頃は伊勢丹でもキーケースや手帳やバッグが当たり前に置いてあったのに、、。最近ではエルパトという言葉を耳にします。AIに聞くと「エルメスの人気商品を求めて店舗やオンラインストアをパトロールするように何度も訪れる行為」と教えてくれました。
羽田空港のエルメス
今回のデンマーク旅行で羽田空港を利用したのですが、時間があったのでエルメスへ行ってみました。バッグは飾ってありますが勿論Display Onlyなので、なんとなくぶらぶら店内を歩く感じです。唯一ビーチバッグ(カドリージュ)がありましたが、大きいので実用的ではありませんでした。店員さんには「昨日入ってきたばっかりです。」と煽られましたが、不要なものは不要です。主人が欲しがっていたブレスレット(クリックHH)はあったのですか、色合いがいまいちでしたので購入しませんでした。そんな感じで何となく消化不良であったため、コペンハーゲンのエルメスにでも行ってみようかということになり、結局私は生まれて初めてのエルパト活動をすることになりました。自身がエルパトをすることも、エルパトデビューがコペンハーゲンということも、思いもよらないできごとでした。
コペンハーゲンのエルメス
コペンハーゲン到着翌日、夕方時間が余ったので主人とエルメスへ行くことにしました。主人が「旅行の記念にお互いエルメスで何か買おうよ、プレゼントするから。」と言ってくれました。非常に嬉しい提案です。とはいえバッグであれば高価すぎるので自分で購入するつもりでしたし、結局欲しいものは置いてないだろうなーっと思っていました。
以前までエルメスはストロイエのグッチの隣にあったように思いますが、行っても見つからず、撤退したのかなー、なんて思っていたら、現在は格段に広く、格式高い建物に移っていました。土曜日でしたので混雑しているかと思いましたが、お店の前にくると、レセプショニストの方が扉を開けてくれました。ちなみにルイ・ヴィトンは10人以上もお店の外で列ができていました。
レセプショニストの方から「何かお探しですが?お探しの物があれば担当を付けますのでお名前を教えて下さい。」と言われました。「小さめのバッグはありますか?」ときくと「多分ないと思いますが、詳しくは担当にご相談ください。」ってなわけで担当を待つことにしました。店内にはアラブ系、中国人、ラテン系の方がいて、アラブ系、ラテン系の方は担当者に恐ろしい数のサンダルを持ってこさせていました。店内は犬グッツが充実していて、ハウス(桶)、洋服、キャリーバッグ、おもちゃなどがありました。待つこと15分、私の担当者は若いラテン系女性の方でした。ピコタンとか小さめのバックが欲しい、と言ったら「今、ピコタンはありません。」とのことで主人のバングルを聞いたら、丁度欲しかったカラーがあったので購入する事にしました。(ちなみに人気のシェーヌダンクルもありました。)折角なのでショッパーも4Krで付けてもらいました。私も気に入ったバングルがあったので一番小さいサイズを試しましたが、それでも大きすぎたため、今度は同じシリーズのリングがあるか聞いたらなかったので諦めました。主人のバングルは免税が効いて日本より1割ちょっと安く購入できました。
コペンハーゲンでエルパト
それから3日後、帰国前日の夕方、観光にも飽きてストロイエを歩いていると、エルメスの箱を鷲づかみにした若者が歩いていました。「あの人ショッパー買わなかったんだね。」と主人。「落としたり汚れたり気にならないのかなー。本物の富豪なんだねー。」と私。そこで私は閃きます。「あれから数日経ったよね?もしかしたら新しいバッグが入荷しているかもしれないよね?エルメス行こう!エルパトしよう!」というわけで、さっそくエルメスへ突撃です。レセプショニストにバッグを探していることを伝え、名前を伝えました。慣れたものでもはや緊張感はなく、堂々とソファーに座り、スマホをいじくり、商品のお洋服の間をする抜けて遊んでいる富豪の子供に若干ドキドキしながら待つこと20分、今回の担当はスラっとしたアジア系の方でした。「どんなバッグをお探しですか?」ときかれ、今回は固有名詞は言わずに、ほわっと「小さめのバッグ」とだけいいました。すると「色の希望はありますか?」とのことで、内心あれれ、もしかしてバッグあるのかなっと期待半分、散財による不安半分な気持ちになりました。「落ち着いた色がいいです。赤、ピンクはいらないです。」というと「今あるのはブライトカラーですね、、明るいブルーとかホワイトしかないです。」そうか残念っと思ったら「ホワイトですって?!White is fine!!」と即答です。
商品を待つ間、まさかバッグがあるとは思わなかったので、主人と驚いていました。しかし私が苦手な「H」が前面に押し出されたバックとか、形が使いにくいとか、重いとかで結局買わないだろうなと思っていました。そして持ってきてもらった箱がとても薄かったので、多分買わないな、とたかをくくっていたのですが、、「ジプシエールミニ」だったのです。ジプシエールとはバーキンをベースに、よりカジュアルにデザインされたショルダーバックです。本来男性に向けて作られたバックでショルダーバーキンという素敵な別称まであるようです。そのミニサイズ、ボースイフトでカラーもマッシュルームで完璧です。付けてみたらまあ素敵なこと。まさかこんなドンピシャが現れるとは思わなかったので、ちょっと放心してしまい、大してテンションも上がらずに「これ買います。」と言ったせいか「え?買うの?」と担当者の方に驚かれました。私を熟知している主人は絶対買うなっと思っていたようです。
ジプシエールミニとブレスレット
さてお支払いはSMBC信託銀行のグローバルパスのカードです。このカードが便利なのはドル建て口座に入っているドルをオンライン上で瞬時に外貨購入することで現地通貨でのお買い物ができるのところです。しかしDDKは平日であれば日本時間の7時半から22時半までの対応となっており、お支払いを試みた時間帯はすでに夜中の12時だったのです。それならば対象外貨が残高不足の際に円普通口座から全額充当する外貨フルバック決済で引き落としてもらおうとしたのですが、手数料が3%かかるので悩んでいたら、すすっと主人がカードで購入してくれました。ありがたや。免税で10%返ってきますので、物価の高い北欧ですら日本で買うより(売ってないから買えないけど)10%以上安く買えました。お支払いの前に免税手続きとしてパスポートまたはパスポート番号が必要になりますので、この点だけご注意下さい。バッグを見せられてから怒涛のような時間でした。主人に買っていただいたバッグです、いつかマッシュルームカラーがブラウンマッシュルームカラーになるくらい長く大切に使っていきたいです。
エルパト in デンマークでの考察
①やはり日をおいてチャレンジする意義はある
②バックの固有名詞を出さない方が良いかもしれない
③店内ではソファーでだらっとして携帯でもいじくりながら待つ
④担当者によって熱量が違うため当たり外れがありそう、今思うと初日の方は低温だった
⑤他の色があっても指定されたバックしか持ってこない。やはりエルメスは無駄打ちはしない、一発で仕留めにかかる。私は不要な時間を使いたくないので、この流れで満足であったが、頼めば見せてくれる雰囲気。
⑥ショッパーは大きさな限らず4Krだと思う。エコを重視する方はマイバックを持参すべし
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