JAL日本航空より
入札アップグレードのお誘い
~2025年8月ロサンゼルス旅行へのフライトが
入札アップグレードシステム成功により
エコノミークラスからビジネスクラスに
2ランクアップ!~
入札でJAL国際線ビジネスクラスへアップグレード
JAL国際線の新フラッグシップ機「エアバスA350-1000」のビジネスクラス入札に成功しました!エアバスA350-1000はJALで初めてビジネスクラスに扉を設置、壁の高さ約132cm、個室に近いプライバシー空間を保てる装備になっています。昨年1月羽田-ニューヨーク線で一号機が就航したばかりの新機種であり、JALマニア大注目のシートなのです(多分)。ちなみに私はJALマニアではないので、A350-1000のビジネスに乗りたいから入札をしたわけではありません、偶然です。
そもそもJAL入札アップグレードとはいかなるものか?
私のたった一回の経験を元に、入札に関しての相場、入札方法、キャンセル、注意点やコツを解説いたします!
【経緯】
2024年7月にJALエコノミークラスでLAへ行き、ドジャース観戦をしました。そして2025年4月にもLAへ行ったのですが、その際はプレミアムエコノミーにしました。両者を体験し、私の中で10万円近く支払ってでもプレミアムエコノミーにすべきという結論が導き出されました。
①チェックイン専用カウンターが空いている
②保安検査優先レーンを使用できる
③サクララウンジで豪遊できる
④いくらか優先搭乗ができる
⑤シートが広く、多少のアメニティがある
⑥食事はエコノミーであるが、私にとっては美味しい
⑦到着後のフィジカルレベルが高い
⑧常にプレミアムという言葉で高揚できる
そんなわけで非常に快適でしたので8月のフライトもプレエコにしたはずでしたが、、私としたことが誤って往路のみエコノミーで予約してしまったのです。しかも予約変更不可、払い戻し不可の一番リーズナブルなチケットであったため、JALお客様センターに電話して何とかこの局面を打開しようと試みました。
「間違えて予約してしまいました、どうかどうかプレミアムエコノミーに変更して下さい!!」
私は美声のお姉さんオペレーターに懇願しました。
「大変申し訳ございません。お客様のチケットは予約変更ふ・か、払い戻しふ・か、になっております。プレミアムエコノミーをご希望の場合は一度エコノミーチケットをキャンセルしていただき、改めてプレミアムエコノミーチケットをお取り直しいただく他ございません。また払い戻しの際、燃料費と税金などを引いた金額は返金されますが、それ以外に関しましては返金額ゼ・ロ、円でございます。」
私は心の中で「チッ」と悪態をつきました。往路2名分エコノミーチケット38万円程度でしでしょうか、これを不意にするなんて私には到底できません。
「当日のアップグレードは可能性ですか?」
と怯まずに聞くと、美声の君は
「こちらのフライトは入札アップグレード対象になっておりますので、プレミアムエコノミーシートに空席がある場合は、出国の1週間前にメールでのご案内があるかもしれません。」
と素敵な回答を下さいました。
「では空きがあれば連絡がくるのですね?」
と問うと
「大変申し訳ございません。空席がありましても、必ずしも入札アップグレードを行うとは限りません。また全員にはご連絡をしない場合もございます。」
「え?全員にはしない?ひどい!どの乗客に連絡するかは誰が決めるのですか?」
美声の君はきっと眉間にシワを寄せて、大変申し訳ない感じの表情をしているとは思いましたが、私はつい言ってしまいました。
「申し訳ございません。どういったお客様にご連絡を差し上げるかは、こちらでは分かりかねます、、。」
そんな経緯からエコノミーから何としてもプレミアムエコノミーに昇格することを夢見ていた私だったのです。そして先日JALから「ご搭乗予定のフライトに関する重要なお知らせ」という題名のメールが届きました。その日はフライトのジャスト1週間前、私はピーンときました。そしてまさにメールの内容は入札アップグレードのお誘いメールでした。私は入札の権利をJALから与えられた選ばれし者なのか!感動で胸が一杯になりました。しかも『入札アップグレードに申し込む』という赤字をクリックすると、まさかの「ビジネスクラス」ではないですか。美声の君に問いたい「プレミアムエコノミーを通り越してビジネスのご提案をしちゃうこともあるのですか? 」と、、。
JAL入札アップグレードのシステムと相場
ここでトリッキーなのは、最低入札金額が決められており、お一人様最低額121,000円から最高40万程度までカーソルを動かせるのです。エコノミーの金額に40万円を上乗せしたら、正規のビジネスクラス料金の方が安いのではないか?と思います。入札金額を決めかねる私と「より快適な空の旅をお楽しみいただけるチャンスです!」と煽るJAL。せめぎ合いです。
今回の旅行ではドジャース観戦の際にダグアウトクラブチケットを連日購入したため、さすがに散財による罪悪感に苛んでおり、これ以上は、、と思ったのですが、ひとまずコストパフォーマンスを見て、入札するかをを決めることにしました。
・購入したエコノミーチケット1枚:約19万円
・正規プレエコチケット1枚:約28万円
・正規ビジネスクラスチケット1枚:約52万円
→最低金額121,000円で入札すると約31万円でビジネス、つまりプレエコチケット+3万円でビジネス
→入札30万円では正規ビジネスクラスと同等
→入札20万円では正規プレエコとビジネスの中間価格
→入札15万円でプレエコチケット+6万円でビジネス
→JALホームページではLAへのフライトをプレエコからビジネスへ当日アップグレードする際の金額は5万円
以上から、私がもし当初からプレエコのチケットを購入していた場合、5万円以上支払うのはナンセンスです。つまりエコノミーからビジネスへアップグレードをするのであれば、総額33万円以下でなければ私の中で折り合いがつきません。
JAL入札アップグレードの相場と落札の確率
ということは入札の幅は121,000円~140,000円の幅であれば良さそうです。更に入札アップグレード成功例、失敗例のブログを調べたところ、最低金額では「ほぼ不可能」とか「かなり厳しい」とか「最低金額で落札できなかった、しかし席は空いたままだった」とか「プラス1,000円で落札した」とか「最低金額で10回近くチャレンジして初めて落札できた」とか、、つまりは、まあ運ですね、としか言いようがないのです。そして驚いたのは設定された最低金額もピンキリなのです。長距離フライトであってもヨーロッパのローカル都市ですと数万円のようです。考えてみれば価格は時期と都市、また機種も関わってくるのでしょう。今回は夏休み期間のLA、そして何といっても機種が注目のA350‐1000となれば最低金額が12万円オーバーも仕方がないのです。
そんなわけで、懊悩した結果1席145,000円で入札しました。理由としましては、ブログに散見された「ひとまず最低金額で」「最低金額に1,000円プラスして」「2-3割上乗せで成功率上昇」といった言葉でした。最低金額であればライバルが多く、同額であればJMBステータスが上位の方が優先されます。それが相場であれば2割の上乗せで手を打とうと思ったのです。
またしても散財の危機です、、成功しても失敗しても、、。そしてフライトの35時間前に「入札アップグレード結果のご案内」メールがJALから届きました。そこには美しくほほ笑む二人のCAさんの写真と共に
「おめでとうございます!アップグレード手続きが完了いたしました。」
という私の散財確定を清々しく告げる内容でした。
ここからはJAL(日本航空)の国際線で話題の「入札アップグレード」システムについてご紹介します。
最近はJALのみならず航空会社各社で導入が進んでいるようで、上手くいけば、予約席がエコノミーであっても、ビジネスクラスやプレミアムエコノミーにお得にアップグレードできちゃう可能性があります!
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