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猿若祭二月大歌舞伎のチケットを購入したぞ!その1 ~どうしても十五代目片岡仁左衛門を見たいのです編~

猿若祭二月大歌舞伎の
チケットを購入したぞ!その1

~どうしても十五代目片岡仁左衛門を
見たいのです編~

人間国宝、片岡仁左衛門

先日NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀 心で魅せる、芸を貫く~歌舞伎役者・片岡仁左衛門」が放送されました。「人間国宝、片岡仁左衛門」という響きは幾度となく耳にしていたのですが、私、恥ずかしながら実際のお顔は存じておりませんでした。1月13日の夜、獅鍋を頬張っていたところ、まあ素敵な大阪弁が聞こえてまいりました。深く響く心地のよいバリトン、品のある抑揚で唄うように話すものですから、私はテレビに釘付けになりました。今だかつて、こんなに美しい大阪弁をきいたことがあったでしょうか。大阪で4年過ごした経験がございますが、もっと「あかん」感じの大阪弁でした。

テレビでは片岡仁左衛門さんについて「顔よし、声よし、姿よし」と表現されていましたが、正にその通りでした。お顔は正面からの穏やかな表情も素敵ですが、何より横顔が素晴らしい、この方は横顔です。そして着物をたくし上げた際の長いおみ足は均等な筋肉がつき、まあ美しいこと。80歳を過ぎてこの体躯を維持されているのは、稽古を怠らず、ひたすらに歌舞伎を追求している証でしょう。

歌舞伎座 チケット

歌舞伎座 チケット
歌舞伎座 猿若祭二月大歌舞伎のチケット

このテレビを見た後、必ずや片岡仁左衛門の歌舞伎を生で見るべしと心に誓ったのですが、おじやを食べていたら、すっかり忘れてしまいました。そんなわけで1月20日突如と思いだし片岡仁左衛門の出演演目を検索いたしました。どうやら近々では1月7日から25日までの大阪松竹座「壽 初春歌舞伎特別公演」か2月1日から26日までの歌舞伎座「猿若祭二月大歌舞伎」に出演するようです。現実的に大阪へ行くことは難しく、ひとまず歌舞伎座に照準を合わせました。しかも昼の部11時からの演目でないと片岡仁左衛門は主演しません。さっそくWeb松竹でアカウントを作成し予定が空いている日でお席を検索、特等席はSod outでしたの1等席18,000円也(高い!)を2席購入いたしました。

出典:松竹

以前に2度ほど歌舞伎を見たのですが、1度目は幼かったのか、寝ていたのか、全く記憶がなく、2度目はもう20年近く前でしょうか、海老蔵(現・市川團十郎)が立役の歌舞伎でした。当時は海老蔵人気が凄まじく、家族に誘われたので物見たさで出向きました。お席が1階中央でしたので「にらみ」が間近で見られまあ楽しかったように思います。しかし、今回の歌舞伎鑑賞は心意気が違います。人間国宝を見るのです。十三代目片岡仁左衛門の三男でありながら十五代目を襲名すべきか苦悩し、大病を患い、もし生き延びることができたら襲名しよう、活かされた命、それが運命と覚悟を決めた歌舞伎役者です。片岡仁左衛門の印象的な言葉「芝居は手に入っちゃうからいけない、慣れちゃいけない」ドキッとしました。そして昨年亡くなられた裏千家家元、千玄室氏を思い出しました。特攻隊に入隊し、友人たちにお茶を立て、「うまい」と言ったその友人たちを亡くし、茶道を通して平和を訴えた方です。「一碗の茶に平和の願いを込める」これもまた生かされた命、その命に覚悟をもった人間です。生きている事への真剣さが違うのです。お二人ともに、お若い頃から非常に格好良いのですが、年月を追うごとに笑顔の穏やかさ、物腰の美しさが増していかれています。積み重ねてきた稽古、覚悟と信念の表われでしょう。私がこのお二人から学ぶことは、生きることへのありがたみを知り、覚悟を持つことです。私は病気、事故、天災を運よく潜り抜けているだけで、生かされている命なのだ、それならいっちょやってみよう、勇気を持って真剣に生きてみようと思うのです。

歌舞伎座 東銀座

歌舞伎座 東銀座

数百年前の日本人にとって一杯のお茶、小一時間の芝居は大きな娯楽であったと思います。現代と異なり、明日生きているか定かではない世の中で、こういった娯楽がどんなに力を与えたか。現代のようにコンビニでタピオカミルクティーやユンケル黄帝液が購入でき、ネットで好きな映像が観られる世界とは一刻一刻の重みが違います。無理に過酷な生活を選択しようとは一滴も思いませんが、少なからず、単純に生命体を維持することに慣れずに、覚悟をもって生きていくべしと獅鍋を堪能しながら私は心に誓ったわけです。

実際の片岡仁左衛門をみたら、きっと稚拙な私に新たな学びが降臨すると思います。来月の猿若祭二月大歌舞伎昼の部が非常に楽しみです。

 

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