ドジャースタジアムへ
大谷翔平選手を見に行こう!
座席:ダグアウトクラブ
ハローキティナイト編
現地時間の4月14日月曜日19時10分、同地区コロラド・ロッキーズとの3連戦が始まりました。そしてこの日はハローキティナイトと題して、ドジャース仕様のキティちゃんのぬいぐるみが無料配布されるプロモーションがあり、始球式はキティちゃんの着ぐるみ、、失礼、キティちゃんという生体が行いました。そのため試合が始まるまではドジャースタジアムはキティちゃんに席巻され、主に女性と少女たちの異様な興奮とシャウトでいつもとは全く違う雰囲気でした。
月曜日だというのに子供、特に少女の多いこと。ドジャースタジアムにはお父さんに手をひかれたキティちゃん目的の少女たちが溢れかえっていました。お父さんたち大変だなーっと思いましたが、当のお父さんは正当な理由で野球観戦へ行けるので、お母さんに小言を言われないですむから喜んでいるかもしれません。
ドジャースタジアムの収容人数は56,000人ですが、基本的にギブアゥエイは先着4万人に渡されます。そしてこの日も4万体のキティちゃんのぬいぐるみと紙でできたキティちゃんの前額部(頭に巻いてキティちゃんになりきることができる安価なアイテム)が準備されていました。ちなみに数日前、スタジアムの倉庫にぎゅう詰めキティちゃんの段ボールが搬入されているのを私は目撃しました。
本日の始球式はもちろんキティちゃんです。キティちゃんは1974年生まれの51歳ですが、すこぶる機敏に動き回り、驚く仕草や、喜びを表す仕草など、大抵の着ぐるみ、失礼、こういった特殊生体がみせる独特な動きを完璧にマスターしていました。そしてもはや世界的スターであるキティちゃんは自身の年齢がばれようとも気にすることはなく背番号は74でした。
さてキティちゃんはアメリカでどのくらい人気があるのでしょうか。アメリカのブランディング専門家曰く「彼女は冷静かつ無表情なので、人々はあらゆる感情を彼女に当てはめることができる」と評しています。確かにディズニーキャラクターはこぞって笑っています。日本のご当地キャラも大概が笑っています。そもそもキティちゃんには口がないので、冷静かつ無表情になるのは当然ですが、実はそれが狙いだったようです。結局のところキティちゃんはKawaiiの代名詞でありながら、人に愛想を振りまくわけでもなく、否定するわけでもなく「ええ、キティです」みたいな感じで恩着せがましくないから人気があるのでしょう。笑っているキャラクターは時に元気をくれますが、疲れているときに見ると「おーい、どうしたんだい?元気をお出しよ!」とか「おやおや、元気がないな、僕と一緒に遊ぼうぜ!」みたいなことを言ってきそうな感じでとてもげんなりします。
キティちゃんの始球式は大歓声の中行われました。
全くキティちゃんに興味がない私は、ぼんやりしていましたが、感動のあまりか泣いているおばさんがいて非常に驚きました。
ハローキティナイト
私にとってハローキティナイトで一番楽しかったことはダグアウトクラブにドジャースとキティちゃんがコラボしたケーキやお菓子があったことです。マシュマロにキティちゃんとチョコレートがコーティングされたお菓子や四角いケーキにキティちゃんがオマージュされたお菓子がとてもKawaiiかったです。ただ四角いお菓子はケーキと思いきやアメリカナイズな雷おこしだったのでKiraiiでした。
ハローキティナイト
さて試合ですが、相手は地区最下位のコロラド・ロッキーズですから手堅く勝たなくてはなりません。昨日は0‐16のひどい試合でしたし、今日はやってくれる気がします。そして願い通り、ドジャースからはヒットもホームランも出て、非常に楽しい試合でした。ムーキー・ベッツ選手の華麗なホームランも素晴らしかったですし、夜空に飛んだ大谷選手のホームランも美しかったです。幸運にも大谷選手がエンゼルス在籍中の2023年7月、ドジャースに加入した2024年7月、そして本日と3年連続でロサンゼルス野球観戦旅行中に大谷選手のホームランが見ることができました。思い残すことはない、大満足の試合でした。ホテルに戻り、思いのほか大きいキティちゃんのぬいぐるみ2体をトランクの隙間にムギューと入れたり、上からグニーっとつぶしたりしましたが、何があってもキティちゃんは「ええ、キティです」って顔でいてくれるので罪悪感なく作業ができました。結局エコバックに入れて手荷物で持ち帰ったのですが、手荷物検査場で空港保安検査員に引っぱり出されても、やっぱり「ええ、キティです」って顔でした。何となく少しづつですが、彼女の良さがわかってきたような気がしました。
ハローキティナイト
ちなみにこの日、ドジャース公式ホームページではTop Performersに先発のメイ投手、ホームラン含む4打席2安打のベッツ選手、ホームランを含む5打席3安打の大谷選手が選出されおり、ボーティングによるPlayer of the Gameでは喜ばしいことに大谷選手が選ばれていました。
続きはこちら
2024年のドジャース観戦旅行はこちら