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セアダスフラワーカッフェ 自由が丘 イタリアン

セアダスとは?

皆さん「セアダス」をご存じですか。イタリア最古、もしくはヨーロッパ最古のドルチェといわれる、あの「セアダス」です。

はて、あの「セアダス」とは、、

セモリナ粉で作った生地を円形に整え、中にサルデーニャ島の羊から作られたペコリーノチーズ等を入れ、オリーブオイルやラードで揚げ、更に蜂蜜をかけた、あの「セアダス」です。

歴史は遡ること5000年前、我々でいう縄文時代中期、縄文土器黄金時代であった5000年も前から食べられていたのですから驚きです。

その時代にサルデーニャ人と縄文人が出会っていたら、縄文土器でセアダスをサーブするという、ファビュラスなコラボができたわけです。想像とは何と罪のない楽しい作業でしょう。

サルデーニャ島

ひとまずサルデーニャ島に関してお話しをさせて下さい。サルデーニャ島がイタリアの島というの事はご存じかと思いますが、どうしてもイタリアの島といえばシチリア島が有名です。きっとシチリアが有数のリゾート地で、世界遺産もたくさんあるし、マフィアの起源だし、ゴットファーザーの映画も有名だし、「愛のテーマ」を暴走族が愛用しているし、無意識に刷り込まれているからでしょう。

ではサルデーニャ島は?サルデーニャは地中海の中央に位置し、面積は四国の1.3倍、人口は165万人程度、シチリアに続いて2番目に大きなイタリアの島です。夏は暑く乾燥し、冬は雨が多い地中海性気候、美しい海も魅力ですが丘陵地帯、山地が面積の8割を占めるため、素朴な風土で手付かずの自然が残る島と言えます。かつては炭坑都市として栄えていたこともありますが、現在大きな産業はなさそうで、観光業が大繁盛といった感じもありません。

セアダスフラワーカッフェ自由が丘

セアダスフラワーカッフェ 自由が丘

後からお店の方に伺いましたが、あまり裕福な島ではないため、長男は家督を継ぎ、他の子供たちはイタリア本土や他国に出るという流れができているようです。その分、侵されない伝統と自然が残り、イタリアで最も治安のよい島とのことです。だってそのはずマフィアがおりません!ただしマフィア文化形成されずとも山賊文化ありなのです。しかし最後の山賊も近年引退されたとのことです。私には御祖父が中国で山賊業を営んでいた友人がいるのですが、家業を畳んだ理由は高齢化と話していました。仕事柄、馬で山を駆け下りるとか、人を縄で縛るとか、体力がいるのでしょう。もうサルデーニャ島には素人さんしかおりません。安全安心の島です。

セアダス、、、

そもそもサルディーニャの方は元来、非常に穏やかで、真面目で、手先が器用だというのです。不思議なものです、地中海のど真ん中、激しい領地争い、利権争い、植民地化、様々な苦難があったはずです。「何処にいった怒りと悲しみ?」きっとサルディーニャの方は歴史と戦わず、忘れずとも受け入れ、今の生活を丁寧に大切に守る生き方を選ばれたのでしょう。同じ島国日本人として何か共感できるものがあります。私を紡ぐ繊細な糸がサルディーニャに引っ張られた気がしました。やはり「セアダス フラワーカフェ」に来て良かった。そもそもこのお店を知ったのは2年前です。様々なセアダスメニューがいただけるランチに伺いたかったのですが看板に「大人がくつろげるカフェをコンセプトにアルコールメインにご提供しています」というコメントから、お酒の弱い私は怯んで入る勇気がありませんでした。今回は主人と共に、お夕食で出向くことで、勇気をもらい、夢を叶えることができたのです。お店の方「お酒飲めなくても大丈夫ですよー♪セアダスはお酒以外でも合いますよー♪」と優しく言っていただき、次回はランチでセアダスをいただこうと決めました。

実はセアダス、セアダス言いながら、夜はコース料理であり、本日はセアダスは提供されません。何かすみません。

セアダスフラワーカッフェ自由が丘

セアダスフラワーカッフェ 自由が丘

セアダスフラワーカッフェ 自由が丘へ!

お店は自由が丘駅から2.3分、少し奥まったお店ですが看板が出ているので、それなりに気が付きます。

玄関ポーチの階段を数段上がると扉があります。Pullって書いてあるのに、早く入りたかったのか、私はPushし続けて、中からお店の方が助けに来てくれました。オーナーシェフのダンディーな男性と、愛らしく優しそうなホンワカ女性スタッフのお二人で切り盛りされているようです。本日は早い時間帯の平日ということもあり、お客さんは私たち二人だけで、サルデーニャ島のことや、セアダスについてたくさん質問させていただき、学ぶことができました。

お料理も非常に美味しくて、イタリア料理と地中海料理の間といえばいいのか、やはりサルデーニャ島の立地、歴史を表したお料理でした。芸術家でもあるオーナーが毎年サルデーニャ島を訪れ、美味しいものを食べ歩き、学んでいるとのことで、器もサルデーニャのものが使われていてたり、海外旅行に来たようなワクワク感です。壁にはオーナーの描かれたデッサンや訪れたサルデーニャ出身の方のメッセージが書かれており、楽しい雰囲気です。そしてサルデーニャの方、さすがです。字がキレイ。欧米の方にしては字体のバランスや文字間隔が整っています。ここでもサルデーニャの性質がうかがえます。

店内にはホンワカ女性スタッフが手作りされたサルデーニャ伝統の焼き菓子が販売されており、他にもサルデーニャ伝統のお面、カウベル等の郷土品、蜂蜜、塩、パスタなども購入可能です。著しくサルディーニャ押しと思ったら、ISOLA(日本サルデーニャ協会のオフィス)を兼ねたレストランでした。

お飲みものですが、私はBottega Baciオーガニックシチリアレモンのソーダ、主人はジンジャーコーディアルにしました。付け合わせはパーネカラザウという塩の効いた、パパドのような薄焼のクラッカーでした。「羊飼いのパン」の言われ、長期保存可能なパンとのことで、塩気が癖になる一品でした。

お料理は?

セアダスフラワーカッフェ自由が丘

セアダスフラワーカッフェ 自由が丘
クルルジョネスのフリット

セアダスフラワーカッフェ 自由が丘 パニーニ
①クルルジョネスのフリットとパニーニ

温かいポテトのフリットはトマトソースとベストマッチ、中に入っているチーズの半熟具合が最高です。

パニーニはイタリア料理で食べるパンとは少し異なる、フカフカした生地、ペコリーノが入っていました。 

セアダスフラワーカッフェ自由が丘

セアダスフラワーカッフェ 自由が丘
メランザーネ アッラ サルダ
②メランザーネ アッラ サルダ

ナスのオーブン焼きにトマトとモッツァレラチーズがのせてあり、通常、サルディーニャではモッツァレラはのせないとのことでした。ナスがトロっとしていて美味しかったです。

セアダスフラワーカッフェ自由が丘

セアダスフラワーカッフェ 自由が丘
ボッタルガのスパゲッティ
③ボッタルガのスパゲッティ

サルディーニャのからすみパスタ。想像通り美味しいです。そしてサルディーニャの器が可愛かった。

セアダスフラワーカッフェ自由が丘

セアダスフラワーカッフェ 自由が丘
羊のミートボール
④羊のミートボール

ペコリーノチーズがまぶされた羊の粗びきミートボール。羊肉のほのかな香りと歯ごたえが最高でした。

セアダスフラワーカッフェ自由が丘

セアダスフラワーカッフェ 自由が丘
モルトウィスキーをかけたキャラメルジェラート
⑤モルトウィスキーをかけたキャラメルジェラート

お酒が弱い私ですが、ほんの少しウィスキーをかけてもらいました。大人のお味、甘味と苦味がこんなにマッチするとは驚きです。コーヒーとも合って、美味しくいただきました。

大満足のお食事でした。落ち着いたお店ですが、旅行に来たかのような新鮮さもあり、お店の方も朗らかで、温かい空間でした。きっとお二人はサルディーニャに恋をしているのでしょう。

また訪れたい優しいお店です。お土産に焼き菓子も購入し、モルトウイスキーのためかヘラヘラが止まらない帰り道でした。

セアダスフラワーカッフェ自由が丘

セアダスフラワーカッフェ 自由が丘 焼き菓子

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お店情報 セアダスフラワーカッフェ
(SEADAS FLOWER CAFFE)
(イタリアン カフェ 洋菓子)

東京都目黒区自由が丘2-16-11
東急東横線/大井町線 自由が丘駅より徒歩5分

セアダスフラワーカッフェカフェ / 自由が丘駅九品仏駅奥沢駅
夜総合点★★★★ 4.5

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