鉄板焼 恵比寿
ウェステインホテル東京で
ウェルダンの味わいを知りました。
~さすがエビス、ちょいワルランチを堪能編~
ウェスティンホテル東京は、エビスガーデンプレイス内にある、いわゆる“高級シティホテル”です。いわゆる”高級ホテル”ではなく”高級シティホテル”です。調度品や内装はさすがバブル期最後の最後に開業しただけあってギラつきがあります。当時の東京都民にとってエビスガーデンプレイスはウェステインホテルがあって、ロブションがあって、エビスビールのメッカで、少し特別なエリアでした。しかし時は経ち、いまや閑散としています。ウェステインホテルは航空会社御用達のリーズナブルホテルに変わったように思います。

ステーキの焼き加減
さて先日、私は突如ステーキをウェルダンで食べてみたくなりました。よく「ステーキはミディアムレア」と聞くので、絶対に損をしたくない私は、今までこの世の大部分の人間が勧めるミディアムレアのステーキを食べてきました。しかし内心では「もっと火が入ったお肉が好きなんだよな」っと思っており、焼肉も「ほら、早く食べて、焼けてるよ」と半生のお肉をお皿に置かれると少しブルーになるのです。ですから今回、私は主人に「私はウェルダンにする、何も言わないで、とにかく私はウェルダンにするから。」と宣言しました。そして4月某日の昼、立地と空席状況からウェステインホテル東京22階にある鉄板焼 恵比寿を予約しました。
鉄板焼 恵比寿へ
恵比寿駅から恵比寿スカイウォークを通りウェステインホテル東京へ突撃、お店で御着物を来た給仕さんに上着を預け、お席へ案内していただきました。お店に入って感じるのは、バブル期のきらびやかな装飾だけではない洗練された空気感です。そして大きな窓からは東京の街並みが広がっており「あれなんだ?」っとGoogle Mapが手放せません。空気が澄んでいる日には富士山も臨めるそうです。
目の前で仕上がるお料理、このライブ感が鉄板焼きの醍醐味ですね!
8人が座れる弧の字のテーブルに着くと、目の前にはピカピカに磨かれた大きな鉄板がありました。さすが恵比寿高層ホテルの鉄板焼き、食材を扱うシェフの所作には無駄がなく、焼く音、香り、盛り付けに演出を感じます。

ステーキランチのメニュー
お願いしたコースは「ステーキランチ ソフトドリンク1杯サービス」です。私は鉄板焼きに海産物をちゃんぽんしたくないタイプなのでお肉にしました。
- ソフトドリンク(ノンアルコールスパークリングワイン、ノンアルコールワインもあります。)
- ミックスグリーンサラダ
- 焼き野菜(モロッコインゲン 新じゃが もやし)
- 国産牛ステーキ(ロース or フィレ)
- ご飯+味噌汁+香の物(ご飯は追加800円でガーリックライスまたはアサリと葱の炒めご飯に変更も可)
- デザート(北海道クレミア生ソフトクリーム)
- コーヒー or 紅茶 orハーブティー
お飲み物はノンスパークリングワインにしました。ベルギー産の小瓶は甘味控えめで美味しかったです。サラダはパプリカが入って色とりどり、無難なお味でした。焼野菜は新じゃががほくほくで特に美味しかったです。さてお肉です、私はフィレ、主人はロース、共にウェルダンにしました。厚みのあるお肉は焼かれるにつれ1/3位に縮んでしまって少し複雑な気持ちになりましたが、しっかりと火の入った香ばしいお肉の断面は非常に美しく、いつもの景色とは異なりました。
タレは醤油ベース、白ゴマベース、塩がありましたが、私は基本、塩です。お塩を少しつけてウェルダンヒレそしてウェルダンロースをいただいて想うこと、、「あ、こっちだわ」っという感想です。

フィレ ウェルダン
ウェルダンの感想
①よりお肉の香ばしさが引き出されている(多分)
レア特有の脂の香りはなくなり、肉自体の香ばしさが強く感じられました。
②お肉の中に旨味が凝縮されている
程よく水分が抜け、旨味が熱で閉じ込められて凝縮した印象です。
③ジューシーさは少ないが、噛み応えがある
ミディアムレアですと口の中にレア部分がいつまでも残っていたのですが、ウェルダンは噛めばけむほどしっかり味わえます。そして地味に気になっていた食中毒の不安が払拭されます。
④全てのお肉、全てのお店でウェルダンは推奨できない
肉質によってウェルダンは合わないかもしれません。赤身肉は硬くなるので、今回は良質な和牛だから美味しかったのだと思います。そして焼き加減や温度管理が難しいかもしれません。熟練のシェフだからこそのウェルダンが美味しかったのでしょう。

ロース ウェルダン
そんな訳で鉄板焼 恵比寿のランチはお肉の質と焼き加減が素晴らしく、私としては満足度が高かったです。口コミを調べてみると「昼にこのレベルはコスパが高い」という声が散見されました。デザートは落ち着いたテーブル席へ移動するのですが、ソフトクリームも練乳の様な味わいで美味しかったです。残念ながらコーヒーは煮たった味でした。

デザート
主人もウェルダンが気に入ったようで、次回から鉄板焼きはウェルダンにしょうようとウェルダン同盟を締結しました。
さて、、鉄板焼 恵比寿に関して一つ印象的だったのが客さんのギラツキです。風貌から十中八九タワマンに住んでいると思われる方々や60代の少女、本物の御夫人がおりました。タワマンマンの中にはオネエチャン同伴の方もいて、身に着けているものを査定してみたり、職業柄どうしても気になってしまうオネエチャンの修正箇所を検出してみたり、鉄板上や大都会東京に飽きても事欠きませんでした。タワマンマンも主人が付けている装飾品が気になるようでチラチラチェックしてきました。そして60代の少女はかなりのボリュームで自分のことを止めどなく話し続けていて、ご友人たちは50から70代の成人であったため、笑顔でずっと相槌をうっておりました。いずれにせよ若いカップル以外はもれなく富裕層で、富裕層から好まれるお店なのだと思いました。
そんな訳で比較的リーズナブルに美味しいお肉をいただけて、尚且つ「今、東京で鉄板焼き食べてるし」というギラギラした気分を味わうにはもってこいの鉄板焼です。東京のパノラマ、一昔前のゴージャスな内装、心得ているスタッフ、自ずとちょいワル成功者な気持ちになります。株とかですごく勝っている気になるし、上下ルイヴィトンのスエットとか着てるような錯覚に陥れます。
是非まずはランチからお試しください。そしてもし良ければウェルダンの扉を開けてみてください。
お店情報
鉄板焼 恵比寿(ウエスティンホテル東京)
東京都目黒区三田1-4-1 ウェスティンホテル東京 22F
恵比寿駅から718m