ウズベキスタン旅行記⑨
~羽田空港第3ターミナルにて
カルティエの時計を購入編~
羽田空港のカルティエ(免税店)
主人から羽田や成田国際空港の免税店では事前に購入希望商品を伝えると、お取り置き(予約)をしてくれるとききました。お店によりお取り置き期間が異なり、ルイヴィトンはフライトの6日から前日、カルティエは1か月から10日前らしく、適宜確認は必要です。
私はかれこれ20年以上、カルティエのタンク・ルイの時計がほしかったのですが、身の丈に合わないので自身の成熟を待っていました。そしていい歳になった時、タンク・ルイも恐ろしく成熟した価格になっていました。それでも購入しようと思い、8年前に新宿伊勢丹で試着したら、なんと私の腕には大きすぎる、似合わない、私に付けられる時計が可哀そう、私もみじめ、打ちひしがれて退散しました。

カルティエ ベニュワールミニ
タンク・ルイミニかベニュワールミニか
しかし今年1月に新宿伊勢丹のカルティエにクロノグラフのオーバーホールをお願いしに行った際、タンク・ルイのミニモデルを見つけました!さっそく試着させていただいたところ、美しい、素敵、けっこう似合ったのです。そして突然、主人の声が脳内にこだましました。そうだ、羽田国際空港で買えば免税価格だ!私は5月に予定している海外旅行の際に、タンク・ルイミニを買おうと決心しました!しかし後日、改めて主人と共にカルティエへタンク・ルイミニを見に行くと、主人が「こっちの方が似合うんじゃない?こっちにしたら?」とベニュワールミニを勧めてきたのです。「え?こっち?おばあちゃんぽくない?」私は焦りました。「ぜひお試しください、こちらの時計も付けてみると本当に素敵ですよ。」と上品な店員さん。「こっちも付けてみなよ。」と主人。渋々ベニュワールミニを装着したところ、こっちでした。

そもそも私がタンク・ルイを欲しかった理由が非常に幼稚です。幼いころクリーミーマミ、ペルシャ、ミンキーモモなどの少女が変身するテレビマンガが大好きだったのですが、大人になって出会ったタンク・ルイの神秘的な竜頭を見ていたら、この時計があれば私も魔法が使えそう、私を守ってくれそう、と考えたのです。そしてベニュワールにもタンク・ルイと同じ竜頭がついていたので、たぶんこれも魔法使えそうと思いました。幼少期の憧憬、恐るべしです。
店員さんが「ベニュワールはバスタブを意味しますから女性的なお客様の雰囲気にぴったりです。とてもお似合いです。」とリップサービスをしてくれました。由来まで温泉好きの私にぴったりです。本心ではタンク=戦車という意味合いを受け入れられない自分がいたのでベニュワールに出会えて本当に良かったです。「タンクってどうしても戦争を想像するから気になってたんだ。」と主人に話すと「まあ時計って本来そうゆうものだからね。でも本当にベニュワールの方が似合うよ、バスタブっていうかオマルって感じで。」と言われたので無視しました。
主人は「僕はこれが好きだけどね。」とタンクマストドゥのブラックラッカーダイアルを指さしました。主人は四角い時計を持っていないので、ちょっと新鮮でした。以前デンマークでエルパトをした際に、買いたかったバックがデビットカードのメンテナンスにより使えず、主人がプレゼントをしてくれました。ですので羽田でベニュワールとタンクマストドゥを購入しようと決めました。

電話でカルティエの時計を予約(お取り置き)
出国の3週間前、私は購入準備を開始しました。カルティエ公式サイトから羽田空港第3ターミナルのページへいくとカスタマーサービスセンターに繋がる電話番号を見つけました。せっかちな私はひとまず電話しアンバサダーの方に羽田空港で購入希望商品がある旨を伝えました。すると氏名、出発日、便名、出発時刻、購入希望商品などを聞かれました。アンバサダーは後日、第3ターミナルのカルティエブティックから折り返しがある、と言いました。そして同日、第3ターミナルのカルティエから連絡があり、ベニュワールは羽田空港に在庫があり、タンクマストは在庫なし、そしてタンクに関しては、一部取り寄せ不可の商品があり、タンクマストは不可でした。そんなわけで今後、通常入荷があれば取り置きをするという流れになりました。
フライト前日、残念ながらタンクマストの入荷がなかったという連絡があり、翌日は開店7時にベニュワールのみ購入することになりました。
ついにカルティエの免税店で購入
フライト当日の朝7時、開店とともにお店に入ると、すでに店員さんが待っていました。椅子に座り、時計を試着、不備がないことを確認、時刻合わせの方法や保証期限の延長方法などを聞き、お支払いをしました。ここまでで10分程度、免税とはいえこの10分で大散財です。包装の間、いただいたお水をぼけっと飲みつつ、なんともいえない気分でした。最後に香水の試供品を4本いただき、仕事柄絶対に付けないけど、なんだか嬉しくなりました。ところで主人にプレゼントしたかった時計ですが女性用のMMはSold Out、LMの在庫も残り僅かとのことです。新宿伊勢丹、横浜高島屋には置いてありましたが、他店から強奪することはないのだなと思いました。
羽田空港からウズベキスタンへ出発
免税で購入したからには旅先で使わなくてはなりません。私のベニュワール夫人は空調が効いたカルティエブティックを離れ約24時間後、シルクロードの中心地ウズベキスタンで目を覚ましました。夫人はこれから私に魔法を授けつつ、守護してくれるはずです。
この時はまだ私も夫人も数時間後に気温40度の砂漠で死にかけるなんて夢にも思っていませんでした。

ラクダと砂漠
後日譚ですが、ウズベキスタンから帰国したら、ベニュワールが9%以上も値上がりしていました。出会う前から夫人が「据え置き」という魔法をかけていたのです、ああ我が守護神よ、感謝申し上げます。
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