ドジャースタジアムへ
大谷翔平選手を見に行こう!
ドジャースVSブリュワーズ
3日目編座席:ダグアウトクラブ
18時30分ダグアウトクラブラウンジ内のお手洗いによってからシートへ行きました。ちなみにお手洗いにはフリーの生理用品が置いており、この様なサービスをアメリカで見たのは初めてで驚きました。
ダグアウトクラブの通路
ラウンジからシートへ通じる扉を出ると、冷蔵庫で冷やされたペットボトルの水、ピーナッツ、ポテトチップ、チートス、かぼちゃの種のお菓子、ポップコーン、クラッカージャックなどの袋が山積みに置いてあり、座席に持ち込みができるようです。これらもフリーでした。様々なところにダグアウトの恩恵があります。全種類もらいたいところですが、7回になったら食べようとクラッカージャックをいただきました。
ダグアウトクラブの座席
私たちのシート、セクション5は1塁側なので左へ進み、数段の階段を上がると広々としたスタジアムのフィールドが眼前に広がります。フィールドが近い、マウンドが近い、バッターボックスが近い。最前列なのでフィールドに敷かれた土を触ることもできますし「ワォ、イカした席ね」とフィールドにいる人に話しかけられることもあります。シートは昨日のフィールドボックスMVP席より気持ち広く、クッションがついているので楽ちんです。更に、フィールドのコンクリートがバックネットの仕切りから10㎝程度せり出しているので、いただいたクラッカージャックや持参した、おーい お茶 大谷翔平選手バージョンを置くことができて便利です。一番前にして良かった。
試合前のダグアウト
19時前、俄かにホームベース周辺が慌ただしくなります。ネット際で派手なドジャース柄の開襟シャツを着用した黒人男性が現れ、周囲のスタッフと打合せを始めました。足元はNIKE白のエアフォースワン、かわいい。今夜、国歌斉唱か始球式をするのは彼に違いありません。均整の取れた身体、こなれた振る舞い、もしかしたら有名なラッパーなのかもしれません。運営スタッフに「OK メーン」といったフランクな感じで段取りを確認しています。私は念のためその男性の写真を撮影し、一挙手一投足を見つめていました。その後、彼の友人なのか家族なのか、これまた派手な赤いハーフパンツを着こなした黒人男性と近視用眼鏡をかけた地味な黒人男性、数人の少女たちも現れ「Hello メーン」といった感じで抱き合っていました。そして始球式、マウンドに立ったのは地味な眼鏡の黒人男性でした。ノーマーク、拍子抜けです。しかし調べると、ご高名な方で、カルフォルニア出身のラッパーでした。次に国歌斉唱となりベンチには両選手たちが集まり、デーブ・ロバーツ監督も現れました。今夜はラッパー風の国歌斉唱が聴けるのではないかと胸が踊ります。しかし歌ったのは、まったく別の人で、アメリカ国旗をオマージュした服装にアコースティックギターをかけた白人男性でした。「あれ、ひょうきんな人がでてきたぞ」と思ったら、ごく無難にお上手に”O're the land of free~”はビブラートを大胆に効かせて帰っていきました。「アコースティックギターって必要だったのかな」という疑問は残りましたが歌唱力は素晴らしかったです。
「Oops メーン」Mr派手シャツは一体何者であったのか。後で気が付いたのですが、Mr派手シャツは回またぎにドジャースファンにゲームをさせて会場を盛り上げるドジャースのDJでした。どうりでこなれているわけです。
さてついにプレイボールです。
迫力満点のダグアウトクラブシート!
ダグアウトエリアから見るバッターボックスの迫力は最高です。私たちのセクション5は大谷選手のような左バッターが構えると、身体の正面と横顔が確認できます。それでいて悪戯にテレビ中継で抜かれない位置なので、ムシャムシャ食べていようが、イチャイチャ遊んでいようが安心です。セクション5にして良かった。でも次にくるならセクション7の最前列ダグアウト寄りもいいと思いました。報道席を挟みますが、ダグアウト内の選手が良く見えますし、バッターボックスへ向かう選手を間近で見ることができます。またセクション5か7の少し上段の席も悪くないと思います。
高低差によって最前列より試合を観戦しやすいように思います。最前列は自然な目線が選手の膝辺りにくるので、観戦という点ではベストではないように思いました。そんなダグアウトシートには一体どのような方が座っておられるのでしょう。こそこそ周囲を見回すと、こんがりゴルフ焼けのLEON風ちょい悪男性や、白を超えたセラミックが光る明眸皓歯の優雅なマダム、NBAプレーヤーと思しき洗練された長身黒人男性などが着席しており、何とも華やかでラグジュアリーです。私は成功者の放つ見えないフェロモンを感じとりました。
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