ドジャースタジアムへ
大谷翔平選手を見に行こう!
ドジャースVSダイアモンドバックス2日目編
座席:フィールドボックスMVP
今日は独立記念日ですから、プレイボール前のセレモニーが盛大でした。メジャーリーグの試合では軍関係の方がゲストに呼ばれることは見慣れた光景です。今回も戦地で多大な功績を修めた現役軍人がゲストとして紹介され、アメリカ国民の大歓声が起こりました。紹介の中で、任務中の写真などもモニターに写り”正にヒロー”がそこには居たのです。しかし、私個人としては複雑な気持ちでした。他国の防衛であれ自国の防衛であれ、命をかけて任務に当たっている事実は敬慕の念を抱きます。ですが、その背景には没却できない様々な現実、人々の想いがあるはずです。
バイアスのかかったこの集団内では、この方は”正にヒーロー”ですが”真のヒーロー”には一体どうすればなれるのでしょうか。
日本では軍事に関して、ここまで率直なメッセージを伝える事も、従う事も難しいと思います。ドジャーズスタジアム内数万人の国民がこれを肯定し、堂々と正義と言い切る、この強さもアメリカの一側面なのだと感じました。
気がつけば、人々により外野フィールドを覆いつくす大きな星条旗が広げられ、両選手陣が整列しています。誰ともなく起立しており、国家斉唱、神聖な誇り高き瞬間が訪れました。
本日も男性歌手による、ハモり困難、気持ちが入った甘いボイスで国歌が始まりました。圧巻は歌の中で一番盛り上がる(最も歌い手がアレンジの個性を披露できる)”O’er the land of the free,,,”の”free”のタイミングで、並走した二機の戦闘機(F35?)がスタジアムセンター方向からホームベース方向へと上空を貫いていった時です。その一機の腹には鮮やかに星条旗が描かれていました。雲一つない青い青いロサンゼルスの空を星条旗が貫いたのです。
「ああ、すごいな、この国は」
日本国民の私には、アメリカは大きすぎて、強すぎる国です。この国のようにはなれないし、なることは望みません。それなのに強いアメリカを必要とする自身を感じていました。後ほど試合中に4名の戦闘機パイロットがフィールドに呼ばれました。改めて感心したのは、4名の人種がそれぞれ白人、黒人、ヒスパニック系、アジア系であったことです。万事コントロールされているのです。
そして試合開始です。
今日の先発はランドン・ナック投手です。
「ランドン・ナック、、だーれ?」というのが第一声。
勉強不足、先発ローテーションに入っていない投手は全く分からない私です。ランドン・ナック投手は27歳ですが、メジャーデビューして間もないようです。ドジャーズの投手陣はガタガタなので、こうゆう時は一気にスターになるチャンスです。しかし、1回からニ者連続ホームラン。ホームランを阻止しようとジャンプした復帰直後のベテラン外野手ジェーソン・ヘイワード選手が膝を負傷してしまうというアクシデントも起こりました。
3回にもツーランを打たれました。4回裏にドジャーズが3点を取り返したけれど、結局、ランドン・ナック投手は5回途中交代になりました。その後もドジャーズは点が取れず、9回には4点も失い、投手陣崩壊第二弾。大谷翔平選手も20代最後の試合は3打数ノーヒット、1フォアボールと1盗塁の内容でした。あれれ、4試合のうち2試合が終わりましたが、未だに大谷翔平選手のホームランはおろか、チームが勝った試合も観ておりません。まあ、あと2試合あります。
試合後のファイヤーワーク!
今夜は試合後にファイアーワークがあるため、多くの観客がスタジアムに残っていました。内野席やセンターフィールドの扉が解放され、外野の芝生エリアのみの範囲で観客もフィールドに入ることが許されました。私たちは自身の席に座り、余興を楽しみました。素敵だったのは、選手の家族もフィールドに降りて、ファイアーワークを楽しんでいたことです。選手の子供たちは裸足で駆けまわったり、キャッチボールをしたり、側転したり、各々自由に過ごしており"真の勝者の子供”でした。
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