当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ロサンゼルスドジャース観戦旅行 3日目編14 (ダグアウトクラブ)

ドジャースタジアムへ
大谷翔平選手を見に行こう!

ドジャースVSブリュワーズ 3日目編
座席:ダグアウトクラブ

本日の予定

9時:徒歩でエコパーク散策

10時:4番バスでユニオン駅方面へ 

12時:ホテルへ戻り軽食、お昼寝

15時半:ドジャースタジアムへ

17時10分:ダグアウトクラブの専用ラウンジへ 

19時10分:プレイボール

本日も良い天気です。窓を開けると、暖かな日差しと共に乾いた冷気と排気ガスが、部屋の中へと流れ込みます。視覚よりも嗅覚がロサンゼルスに来ていることをはっきりと自覚させてくれるのです。朝食は紅茶にリンゴ、カリカリに焼いたベーグルにクリームチーズとジャムを塗り、お部屋へテイクアウトをしました。普段食べないベーグルなんかを小気味よく齧りながら、ご機嫌にテレビを見ていると、ピタピタのスリットドレスを着たスーパーセクシーなお天気お姉さんが

「ねえ、みんな、今日のロスは86度よ、暑くなるわ」

とテカテカに光った口元で伝えてきました。

「は、はちじゅーろくー?」

と思いましたがアメリカは華氏なので、多分摂氏30度くらいなのでしょう。焦りました。さすがアメリカ、朝からいろいろ刺激的です。

ロサンゼルス ハリーボッシュも張り込むエコパーク

エコパークへ

今朝はのんびりエコパークへとお散歩に行きました。ここはホテルから徒歩10分足らずで行ける緑豊かな公園です。敬愛するマイクル・コナリー氏の小説で主人公ハリー・ボッシュが昼夜の張り込みをしたり、バラバラ死体が発見されたりする、あのエコパークです。

LAの高層ビル群を背景に、人工池には噴水が上がり、アベックには嬉しい、足漕ぎスワンボートも完備しています。池を囲んだ歩道には、犬のお散歩や美しいストライドでランニングをしている方がいて、見通しも良いので日中なら治安の心配はありません。ちょっとガチョウが多すぎる気もしますが、心地のよい公園です。

「ああいう人はランニングしているのか、ただ急いでいるのか、どっちなんだろうね」と主人。

前方から、柄シャツ、八分丈カーゴパンツ、スリッポンを履いた小太りのセニョールがせかせか走ってきます。

「きっと仕事に遅れそうなんだろうね」と私。

「わからないよ、ランニングしてるのかもよ」と悪戯っぽく笑う主人。

「まさかー、本当面白いんだから、うふふふふ」と私。

幸福な夫婦の会話です。

10分後、私たちは再度セニョールとすれ違いました。セニョールはランニング中でした。

マイクル・コナリー氏の小説のタイトルにもなった
エコパーク

ユニオンステーション周辺へ

午前中、4番バスでユニオン駅方面にも行きました。ユニオン駅周辺は多少治安が悪いと聞いていましたが、確かに空気感の違いで、それに気が付くと思います。具体的に挙げるとと、自暴自棄の方が多い、ずっと大声で怒鳴り散らしている方がいる、臭う、などです。ですのでバス降車後から自身の危険アラームがかすかに鳴っている状態です。

ハリーボッシュのお気に入りのユニオンステーション

ユニオン駅は1938年に建てられたスペイン・コロニアル様式の建築物で、アメリカ合衆国国家歴史登録財です。中へ入ると圧倒的な神聖さと包容力に息を飲みます。駅というようりかは古い図書館や教会を思わせる趣なのです。待合の椅子はどっしりとした木製革張りソファーですし、天井の木目やフロアの模様も美しくて、ハリー・ボッシュが痛く賛美していただけあります。しかしながら多くの路線やバスが乗り入れる場所ですから、個性的な方も多いので注意が必要です。ある程度の緊張感を持って散策することをお勧めします。

ドジャースタジアムエクスプレスが発着する
ユニオンステーション

そしてリトルトーキョーへ

私たちはユニオン駅から更に南へと進み、リトルトーキョーへ行きました。お目当ては大谷翔平選手の壁画です。せっかくなのでミヤコホテルの壁に描かれた巨大な大谷翔平選手の壁画を見ようと思ったのです。どうでもいいのですが、ボブルヘッドといい壁画といい、何で微妙に似ていないのでしょうか。世界の頭脳が結集したGDPナンバー1の国なのに、どうもこの辺は雑です。リトルトーキョーには日系人、日本人観光客以外にもガチの日本好き外国人が多くいらっしゃいました。ガチの日本好きと断言する理由は、コスプレをしていたからです。欧米人がこのエクストリームリーホットな日にカツラをつけて”初音ミク”や”鬼滅の刃”の何らかに全身全霊なりきって歩いているのですから本物に違いありません。後で知ったのですが「Anime Expo(アニメエキスポ)2024」が7月4日から7日まで開催されていたようで、その参加者だったのだと思います。

リトルトーキョー ミヤコホテルに描かれた
大谷翔平選手の壁画

壁画鑑賞という目的を達成した私は日系スーパーに入り「ポッキー高ーい、コアラのマーチ高ーい」と冷やかしながら涼み、「ライチ安ーい」とライチを購入しました。私が好きな果物ランキングで常に1位か2位を争うライチが山盛り一杯で3.5ドルでした。もちろん冷凍ではなくフレッシュなライチです。

湿気はないにしろ強い日差しが照りつけるLAの夏、ホテルに戻った時には、肌にチリチリ焼かれるような痛みがありました。

「ねえ、言ったでしょ、今日のロスは暑くなるって」

どこかからスーパーセクシーなお天気お姉さんの声が聞こえた様な気がしました。

 

次の記事はこちら

muumuutravel.com

© 2024 MuuMuuTravel